軍票

軍票(軍用手票)は、占領地に駐留する軍の物資の調達や、給与の支払いなどの経費を補うために、政府によって発行された紙幣である。占領地において本国通貨を使用すると、本国通貨全体が増発されることになり、本国においてインフレーションをおこす危険があるため、本国経済と占領地経済を切り離す効果が期待された。
終戦後軍票の大部分は紙幣としての価値を持たなくなり、占領地住民は多大な迷惑を蒙った。