爆撃の中の逃避行 須藤ヨシエ氏の「サイパン島戦争体験記」を読む2

須藤ヨシエ氏による「サイパン島戦争体験記」の紹介も今回で第2回になります。サイパンが激しい空襲を受け、急きょ島北方のバナデルから戻った夫と、社宅で一晩を過ごします。「ここにいては危ない」という夫の予知夢により、ふたりは、バナデルへ避難することにします。周りの社宅は焼け落ち、米軍の爆撃の艦砲射撃はなお続く中、チャランカノアから自転車で15キロ北のバナデルへ向かいます。

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